nca | nichido contemporary art

nca | nichido contemporary art × A Thousand Plateaus Art Space
Booth: GC16

出展アーティスト:
リュウ・ジーホン | マリア・ネポムセノ | ジャナイナ・チェッペ

nca | nichido contemporary art (nca)とA Thousand Plateaus Art Spaceは、マリア・ネポムセノ、ジャナイナ・チェッペ、劉致宏（リュウ・ジーホン）、陳秋琳（チェン・チウリン）、畢蓉蓉（ビ・ロンロン）、楊舒（ヤン・シュウ）の作品を発表します。
上記アーティストは彫刻、絵画、映像やマルチメディアを用い、歌、記憶、ロープ、痕跡といった日常生活の断片に、脆弱性と生命力、親密性と変化を同時に内包させています。それは世界が固定されたものではなく、複雑に織り交ざっていることを我々に思い出させます。
マリア・ネポムセノのロープとビーズを用いた立体作品は、ブラジルの伝統工芸の系譜を有機的な集合体へと拡張し、ビ・ロンロンの銅を基調とした作品群と共鳴します。そこでは、都市や文化の様式から派生したテキスタイルやレース、刺繍の移ろいゆくイメージが層を成します。
絵画において、ジャナイナ・チェッペは身体、神話、風景を流動的な抽象へと解体させ、リュウ・ジーホンは風景と記憶の断片を再構築し、認識と幻想の狭間で重層的なイメージへと紡ぎ出します。ヤン・シュウの『Where？』（2014）シリーズのペインティングは直感と即効性を持ち、筆致と色彩が本能的なエネルギーを解き放ちます。対照的にチェン・チウリンの『Another Day』（2014-2016）は、少数民族、ドン族のゆったりとしたリズムに焦点を当て、女性の歌と日常の行為が、消し去られずに残る、身体化されたアーカイブを形成しています。
これらの作品が共に展示されることで、単一のイメージへと集約されることはありません。伝統と現代の間にある緊張感、個人の記憶と共有する風景、抽象と実在が内在し、それらを結ぶのは類似性ではなく、共鳴であり、異なる文化的系譜が現代美術の言語を通じて交差し、我々に共通する問いを提示します。

Art Collaboration Kyoto