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Identity II - Annual Gallery's Collection Show2004 05.06 - 05.25 |
Identity II
Part 1: "unease / relief" 2004年 4月16日(金) - 30日(金)
Part 2: "self-scrutiny" 5月 6日(木) - 25日(火)
月-土11:00 - 21:00
日・祝12:00 -18:00
会期中無休
レセプション 4月16日(金) / 5月6日(木) 18:00 - 21:00
Eija-Liisa Ahtila
Emmanuelle Antille
Jeanne Dunning
Anna Gaskell
Bill Henson
Tom Hunter
Sophy Rickett
Georgina Starr
Janaina Tschape
ncaは、ギャラリーコンセプトである、Identityをテーマとした第2回目の展覧会を開催いたします。
前期が「不安と解放」、後期が「自己の探求」についての展示となります。
今日、私たちを取り巻く世界は痛みに満ちていて、世界中の多くの人々は、皆それぞれに自分の夢を持ちながらも、自分自身のヴィジョンや、何かを与える自分なりのやり方などを見出せず、常に不安を抱え、佇んでいます。
心の中のヴィジョン(真実)と幻影を見分けられないと、自分にとっての本当のリアリティを見失ってしまうのです。
唯一、真実の光を垣間見せてくれるヴィジョン(自己)に背を向け、対決と競争が生み出す不安感に憂き身をやつしたらどうなるでしょうか。おそらく自分に対していらいらして、いつも感情的になるでしょう。
なぜならば、自己を捨てるという背任行為が、罪悪感を生み、いつも自分の存在について言い訳を探していなければならないからです。
人生は競争だと信じこんだ上で自分を証明していかなければならず、自分の心の中に巣くってゆく不安を癒すために、
いつも代替・代償として何かを探し求め、手に入れようとし続けるのです。
蜃気楼を追い求めると、本当に価値あるもの、 誠意、倫理、真実、そして心と魂といったすべてが失われてゆくのです。
消滅していることすら気づかないまま、人々の心の闇に潜む不安や幻影に支配されてしまった時、実体のない怪獣が動き始め、身体を持ち、人間の精神に対する勝利宣言が行われます。
なぜ人間は、地獄の下にさらに下の世界をつくってしまったのでしょうか。
それは、人生を生きるよりも実体(真実)のない夢に生きることを選んでしまったからです。
しかしながら、私たちは最後には自分の行動について、全面的に責任をとらなければなりません。
自分のやったこと、やらなかったことのすべてに対して。
本来、人間の本質とは、何かを手に入れることではなく、何かを与えることにあります。
そこから心の豊かさが生まれ、人間として高貴な部分が光り輝いていくのです。
私たち自身にとってそれぞれの真実を見つけ、解き放ち、創造性のある社会にするためには、
私たちの心の闇に埋もれている、かけがえのない小さなダイヤモンドを探す作業が大切なのです。
芸術作品が持つ美しさと強さは、私たちに「Identity」の探求を促し、一つのヴィジョンをもたらしてくれることでしょう。
世界は、人それぞれが持っている不安から解放され、傷つけあうことなく、主体性を持って星のような輝きを放ち、
星座の繋がりのような美しい人間関係で構築できることを待ち望んでいるのです。